白いジャージとオレンジジュース






「どうして、写真を貼ったりした?」





俺の問いに、大和はまた真剣な表情になった。







「わからない。自分でもどうしてあんなことをしたのか。ごめんなさい。新垣先生のこと、嫌いなわけじゃない。でも、止められなかった」





「嫉妬?」





「それだけじゃなかったかもしれません。何か悪いことをしたかった。時々、万引きをしたくなる時もある」







優等生でいるのも疲れるんだろうな。




いつもみんなのヒーローで。



完璧を求められる。






「万引きなんて絶対にするなよ。おかしくなりそうな時は俺のとこに来い」







俺は、もう大和を許していた。



最初から許していたのかもしれない。







直が言ってくれたから。




そんなことをしてしまう子にも、きっと悩みがあると。







< 130 / 210 >

この作品をシェア

pagetop