白いジャージとオレンジジュース
「どうして、写真を貼ったりした?」
俺の問いに、大和はまた真剣な表情になった。
「わからない。自分でもどうしてあんなことをしたのか。ごめんなさい。新垣先生のこと、嫌いなわけじゃない。でも、止められなかった」
「嫉妬?」
「それだけじゃなかったかもしれません。何か悪いことをしたかった。時々、万引きをしたくなる時もある」
優等生でいるのも疲れるんだろうな。
いつもみんなのヒーローで。
完璧を求められる。
「万引きなんて絶対にするなよ。おかしくなりそうな時は俺のとこに来い」
俺は、もう大和を許していた。
最初から許していたのかもしれない。
直が言ってくれたから。
そんなことをしてしまう子にも、きっと悩みがあると。