白いジャージとオレンジジュース
「俺は教師で、君は生徒。俺のことは、教師として好きでいてくれない?」
そう言いながら、また直がよぎる。
俺は、教師なのに生徒に恋をした。
こんなことを言える立場じゃないのに。
「わかりましたぁ~!じゃあ、生徒として接するので、仲良くしてね」
絶対にわかっていない。
部屋を出る前に、俺の体に抱きついた。
俺は動けなかった。
最近、なかったから。
こういうの。
本当に、久しぶりで・・・・・・
正直、どう対処していいのかわからないよ。
助けてくれ、直。
でも、直には言えない。
落ち着くまでは言えないよ。