三種の神器‐戸嘴美園(こはし みその)の場合
  そしてその後再び望遠鏡をのぞき始めた美園が
「ねえ、楓駕私観覧車に乗りたい!乗ろうよ!」
  と突然言い出した。




「えっ!?観覧車?」




「ほらあの丸い形をしたビルの横に見えるでしょう?あれを見ていたら幼稚園の頃母と一緒に乗った事を思い出したの。でもってなんか急に懐かしくなってもう一度観覧車に乗ってみたくなったんだ。ねえ楓駕良いでしょう?」
  と美園は目をキラキラ輝かせそう楓駕に懇願した。




「うん。良いよ。じゃあ早速下に降りて乗ってみよう!」
< 129 / 179 >

この作品をシェア

pagetop