三種の神器‐戸嘴美園(こはし みその)の場合
  そして少しづつ麻痺してしまった私の心は、次第に加速度を増して行きもはや自分では、コントロール出来なくなっていた。




  うーん。それにしても人の出会いって言うのはちよっとした事から始まり、それが長く続くかすぐに終わるかは現在進行形であって、その関係がいつまで続くのかは、図り知れないものだ。




  そんな感じでも美園の心の片隅には、何故か?解らないのだけれど、罪を罪とも思えない漠然とした思いがあった。




  そしてそれは不思議な事におじさまが多分きっと、美園を良い方向へと導いてくれるかも?知れないと言う、確信のようなものがあった……。
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