Endless holiday
部屋は和室で、荷物を置くと、一騎はそのまま寝転がった。



「なぁ飯に行こうぜ」


少しゆっくりとくつろぎたかったけど、義之は腹が減ったと言ってうるさい。


というより、どうやら一分一秒を惜しんで、奈々と一緒にいたいらしい。


一騎は仕方なく起き上がった。



もっとも仕方なくと言いつつ、一騎だって杏奈と少しでも一緒にいたいのだ。



「行こうぜ!」


義之は部屋を出ると、すぐに隣の女子部屋へと向かった。

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