侍ヴァンパイア
ゴクリっ
生唾を飲み込むーーー
「これはこれは、、、」
私の手首を大きな手がギュっと掴んだ…
「っ!離して下さいっ!」
「あんちゃん!喋るよこの子!?」
喋りますとも!
そんなに珍しいのか…この下品の塊め!!
それより、手!
なんてバカ力なのっ!!
ニヤニヤ笑いながら、大男は私の額をチェックするーーー
「…………。。。
右」
………………何?今の沈黙?
「やっぱ切符なしかっ♪
この子絶対高いぜ~!ラッキーだな!」
私が…高い?何で?
大男と下品男が目配せして、私の腕をグイッと無理矢理引き上げたーーー
「こっちに来い!!」
嫌だっ!
…怖い!
「嘘ついてんのバレバレなんだけど…
オッサン」
私の後ろーーー
誰も居なかった筈なのにーーー
「あぁっ!?
あんちゃんに向かって失礼なやつだ!?」
「誰だ?お前?」
あーーー
あの時のーーー
お侍さんだーーー
「外道と話す趣味はねーな」
お侍さんは
私の身体を軽々と
抱き抱えていたーーー
生唾を飲み込むーーー
「これはこれは、、、」
私の手首を大きな手がギュっと掴んだ…
「っ!離して下さいっ!」
「あんちゃん!喋るよこの子!?」
喋りますとも!
そんなに珍しいのか…この下品の塊め!!
それより、手!
なんてバカ力なのっ!!
ニヤニヤ笑いながら、大男は私の額をチェックするーーー
「…………。。。
右」
………………何?今の沈黙?
「やっぱ切符なしかっ♪
この子絶対高いぜ~!ラッキーだな!」
私が…高い?何で?
大男と下品男が目配せして、私の腕をグイッと無理矢理引き上げたーーー
「こっちに来い!!」
嫌だっ!
…怖い!
「嘘ついてんのバレバレなんだけど…
オッサン」
私の後ろーーー
誰も居なかった筈なのにーーー
「あぁっ!?
あんちゃんに向かって失礼なやつだ!?」
「誰だ?お前?」
あーーー
あの時のーーー
お侍さんだーーー
「外道と話す趣味はねーな」
お侍さんは
私の身体を軽々と
抱き抱えていたーーー