侍ヴァンパイア
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ほの暗い、冷たい部屋からパチパチと炎が弾ける音が響くーーー



「ーーー様、、、少しお時間、宜しいでしょうか?」


ワインを片手に、小首を傾げるーーー


『ーーー汚い顔が、更に目も当てられない事になってーーーどうしましたか?』



冷たい、氷の様な眼差しの前に、、、恭しく現れた2つの人影ーーー



「異界列車よりーーー下車した者の中に、、、不思議な輩が混ざっておりましたので、、、ご報告までにと思いましてーーー」



『不思議って何です?』



「はい…一人はただの、人間の女で、、、チケットを持っておりましたーーー」


隣の男が、ニヤつく、、、



「ベッピンな女だから、奴隷送りにしたら儲かると思ったんだよなぁ…したらさ…イテっ」



グッときつく爪先を踏まれ涙目になるーーー



「ーーーもう一人は着物を着た男で、、、ソイツがーーー

余りにも強い魔力を放つのでーーー
てっきり高貴な魔族の方だと思い、、、」


『ゲートを…開けたのですか?』


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