侍ヴァンパイア
目も
鼻も効かねーこの状況はただ事じゃねー



「きゃっ!?」



一瞬だけ…ゆうなの掠れた声が聞こえた気がした…



もしかしてーーー



「オイ!!!キョウ!?


何かおかしい…!!!一旦下に降りるぞ!!!」



ーーー



俺らが降りた場所は、人が沢山行き交う港町だった、、、



『あれれ?ゆうな様は??』



寝ぼけ眼で、辺りをキョロキョロ見渡すレオ…



「やっぱーーー何も知らないんだな!?」



『吾輩、今度は学習して特製手作り超強力睡眠薬を飲んで来ておいたのだ…



少々効き目が出るまで時間がかかったが…スッキリ快眠であった!!



何をそんなに取り乱しておるのだ??』



「…あぁ…まじかよ…!!終わった…、、、俺ら男三人もいて…こんな事って…ありえねーよ…」



項垂れるロイはオレンジの髪をグチャグチャにかき回した



「ゆうながーーー攫われたんだ、、、」



『何ですとっ!!!!!』





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