侍ヴァンパイア
母方の親戚はいない、、、



2年程、色んな親戚の家を転々とたらい回し状態で…


ようやく、私は父方の遠縁にあたる、榎本夫妻に引き取られ、
榎本家の養女となった



本当の娘みたいに、大事にしてもらって



感謝してもしつくせない



…何か忘れてると思ったら、そう言えば



今日だったんだ…



二人の結婚記念日!



何か…プレゼントしよーかなぁ
少しだけど、バイト代貰ったんだった



そういや、駅前のケーキ屋さんが美味しいってクラスの子達が話してたっけ…


帰りに買って帰ろうかな




『あー!あー!
1年3組の榎本 ゆうなさん
至急職員室まで来て下さい。』



校内放送が鳴り響いたーーー




「何したんだろーね。。。
今日もさぁー。また4組の男子振ったらしいよ…」

「えーだれだれぇ?何て子?…えーマジ!?
あの子、超カッコいいのに…もったいなー!
調子のってんじゃん!
超ムカツク…」

「でもさ、あんま榎本さん、いい噂きかないよね、、、」




おいおい


丸聞こえだっつーの!



まあ、いいけどさ

確かに、バチが当たったて仕方ない位に

私は沢山の人…振ってきてるし…



お母さん…大丈夫だよ



私…誰も好きな人なんていないし、、、


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