侍ヴァンパイア
そうよっ、私とキョウは何故か賞金首になってたんだわーーー



「まぁ、そない心配せんでも…



コイツおったら大丈夫やろ」



そう言って、しろちゃんは張り切って旅の用意しだすボルンを指さしたーーー



ボルンって強いのか!?



どっからどー見ても、その中年太りなだらしないお腹は、、、とても強そうには見えないけど



「人は見た目どーりとちゃうで~」

ニタニタ笑いながら、しろちゃんは私に耳打ちするーーー




「このあんちゃんかて、女みたいやけど、ごっつーデカイ逸物持っとるかもしれんやろ~?ゆうなもなめてたら痛い目にあうで」



痛い目にあう程の何かをキョウが隠しもっているの!?何だろう…、、、


気になった私は直接キョウに聞いてみる



「キョウって凄い逸物持ってるの!?どんなの!?私見たい!!」



興味津々で、コテンと小首を傾げ尋ねてみたーーー



何故か、物凄いスピードでしろちゃんのもとまで一目散で行ってしまうキョウ、、、何なんだろう?
そーっと後をついて行く私



「オイ、チビ餓鬼!コイツに余計な事吹き込んでねーだろーなぁ!?



あぁ!?」




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