侍ヴァンパイア

女王様は王子様

「ーーー抜け駆けか?ロイ?」



銀髪の肩にかかる髪がキラキラ輝く



…メガネの…超美形…?ん?あれ?



この人…どっかで…?



「あぁー!!!!」



私は思わず大きな声で叫ぶ



「あれ?兄貴の事知ってんの?」



「し!知ってるも何も…



この人…私を、、、お金で買おうとした人だもん!!」




そう、闇市にい人だ、、、って、ロイのお兄さんなの!?




「全然似てないね」



お世話になっといて悪いけど、思わず思った事がポロっとこぼれた



ロイは可愛い顔に比べ、お兄さんは、、、クールな美形!!


そう、女だったら間違いなく女王様って感じだ!!



「君はーーー本当にーーー面白い子だ



私と、是非とも、




結婚して下さいーーー」



いつの間にか彼は、私の手をとり


優雅に立て膝をつくと


まるで絵本の王子様みたいに




チュッと熱を帯びた柔らかな唇が、私の手の甲に降ってくるーーー



あ、あの、、、これは



一体?



何かの、、、バツゲームか何かだろうか…



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