侍ヴァンパイア

「あーあ、言っちゃったよ…」



ゆうなは、拳を握りしめグッと俯いたーーー



『これはこれは…相当な地雷を踏んだのではありませんか？まさに、修羅場の予感…ふふふふ』



面白ろがる二人、、、



ちょっと言い過ぎたかーーー？



黙ってられると、余計に怖い、、、



「…そんくらいの？ちっせー事？




確かに、私は小さいかもしれない、、、



だけど！！！」



ズカズカ俺目掛け一直線にゆうなは歩いてきたーーー



「ガシッ！！！」



胸ぐらをしっかり細腕が掴むーーー



「アンタにとったらちっせー事でも！！！




アタシにとっちゃ、とんでもなくデケー事なんだよっ！！！



ズコっ！！！」


俺をグーでぶん殴るコイツが
一瞬ーーー師匠に見えた




「その気がねーなら！！！んな事すんじゃねーーーーー！！！



はぁっ！はぁ、は、、、」



全て吐き出してスッキリしたのか、、、



クルッと反対方向を向き直り、走っていったーーー



何だ…あれ？



「まじ、、、可愛い奴…」



「え？『え？』」