侍ヴァンパイア

嫉妬

~ゆうなside~



「ゆうなさまぁーーー!!!」



全速力で息を切らせ、彼女は私の後ろまでやってきた



「…あの…、お一人では、、、きょ、教会内であっても、、、はぁ、、、危険です」



心配してくれたのかな?…必死だ



「可愛い子が、こんな息きらしちゃダメだよ…ふふふ」



「いえ、、、でも、本当に危険ですから…」



「…ありがとう。



マリアは優しいね、、、皆からも信頼されて、、、凄いな



私は…ダメだ。。。ホントに、可愛げも、色気も、、、



皆無だね。。。」



そう言って笑う私に、彼女はコテンと小首を傾げた



「キョウ様の事…好きなんですか?」



「…うん。。。



でも、キョウは、全く私に興味ないから



私の一人相撲…なの」



「そうなのですか?」



「でもさっきのアレは…ないよね?




自分でもわかってるんだけど…何であんな事言っちゃうかなぁ、



んもぉ!!!」




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