侍ヴァンパイア
☆第6章☆

集まり行く絆

ーーー



「ジュリエット様!!大変ですっ!!



ロイ様達がおりませんっ!!」




「あぁ?死んだんじゃねーの?…どうでもいいし。。。それより俺は!」



スッパーん!!!



どっからともなくスリッパが飛んできて、ジュリエットの額に命中した



「ローラっ!?」



弾かれたスリッパを清々しくはく彼女には、、、足がある…!!




「歌姫様!!ご無事で何よりです!!」



ニッコリ微笑む彼女



ーーーにしても、、、私達ーーー



「飛んでる!!」



「あ、これか?



これは飛行布って言う特殊な羽織を着てるからだーーー




たけーぞ」



ニッと笑うジュリエット



何となくだけど…違和感を感じた



「これから、グレイ様の城まで向かいますから、歌姫様はごゆっくりしていて下さいませっ」



相変わらず美しく、凛とした雰囲気の彼女



でも、このお方の美貌を目の当たりにして、



全然ゆったりもゆっくりも出来ないと、そう思った時だった




ーーービュンっ!!!



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