侍ヴァンパイア
ぼんやりと、白いモヤがかった所から、今にも死んで消えそうなジジイがタキシード姿で現れ




そう宣言した




『この度、集まられた皆様には、このような石を一つずつお渡ししておりますーーー』






俺は手に持った石をチラッと見た




『この石には、特別な魔力が注がれておりますーーー




強く握って頂き、光を放った者のみ、次のステージにお進み下さい』




「…こ、こうか?」



オレンジがいち早く試すと、確かに光を放つ、、、



そして、俺とエロ狐の石も同様に輝いたーーー






『第2のステージに進まれた方々は、、、



約30名』



ジジイは人数を確認する



その中には、静かに此方を見つめるマリアの姿



そして



「キョウ!!!お前には絶対にゆうなを渡さーん!!!」



なんだ…ありゃ?




「おいおい、兄貴…どっからわいてきたんだよ?」



「ロイめ、馬鹿で不出来で小心者な弟のくせして、兄を除け者にしよーとは、、、このグレイ、、、久々に



本気で行くぞ」




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