侍ヴァンパイア
「わっ!私の血ーーー飲まなくていいの?」


俺は、片手をヒラヒラさせながら先を歩いたーーー


「気が変わった…

それに、俺こう見えて意外と少食なんだ」


にしてもアブねー、、、こいつの血、、、



「ふーん、そうなの、、、」



慌ててゆうなは俺の後をついてくるーーー
まるで拾ってきた子犬みてーだ、、、


「ーーー俺の前では、、、流血禁止な」


「何で?」

「責任もてねー事になるからーーーまぁ、何も聞かねーで、、、
コレ守れたら、、、側に居ていい」


嬉しそうに、、、パァーっと笑顔になるお前をーーー


「うんっ!!」


やっぱり、俺は、、、放っておけなくてーーー



いつか…また俺の理性がぶっ飛んじまって、、、



お前を骨の髄まで喰っちまってもーーー



後悔すんじゃねーぞ、、、



そう、深く思ったーーー



~ゆうなside~


キョウに付いて歩いた先に、


見えてきたピラミッドの様な形の建物


いきなり降ってきたスコールみたいな大雨に



< 72 / 385 >

この作品をシェア

pagetop