侍ヴァンパイア
「レオに決まってんでしょ!!
馬鹿そうってのは余計ですっ!!
それに、レオが毒なんて入れる訳ないものっ!!」


自信満々に良い放つ私、、、



私が紅茶好きって言ったら、市場で色んな種類の紅茶を仕入れてきてくれた、、、この味は紛れもない、レオの味ーーー



キョウはいつも人を疑って入るから、


「そう言うとこ…直したほうがいいよ」

「うっせ、余計なお世話だ…」


ぶっきらぼうに、立ち上がるキョウと、少しリラックスした私達の前に、、、懐かしの…


ゲートが現れたーーー


「案外、アッサリ現れたな…」


ぎゅっと、力強く、キョウの手が私の手に重なるーーー


「離すなよ…」

初めて男の人と繋いだーーー

「うんっ」



同時に二人で足を踏み入れるーーー


あ、レオに、、、ちゃんとサヨナラ言えなかったなーーー


色々お世話になったのにーーー


ゲートの中で出会った沢山の人達ーーー


沢山、色々な物を私のバックに詰めてくれてたーーー


また、きっといつか会えるよねーーー


そう信じて私は真っ直ぐ歩いたーーー



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