乱華~羽をくれた君~Ⅱ【完】

翌日、陸さんがあたしの家に挨拶しにきた。


この前キャバクラで、初めて陸さんのスーツ姿を見ることになっちゃったけど…

何度見てもかっこいい。

お母さんは泣いて喜んでくれた。

昔のお母さんだったらきっと反対してたと思う。

卒業してすぐに結婚なんてありえないと。

陸さんとの交際も認めてくれなかったかもしれない。


でも今はこうやってどうどうと結婚したいと言える。

そしてお母さんも笑顔で応えてくれる。


それもここにいる陸さんのおかげなんだよね。


陸さんは自分のお母さんにも電話で報告した。

二年前に再会してから、あまり会ってはないらしいけど、こうやって電話はたまにしている。

お母さんと話している陸さんはどこか照れくさそうで、でも優しい顔をする。

あたしはそんな陸さんの顔が大好きだった。


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