ツンデレちゃん!!
あっという間に、放課後はやってきた。
「…じゃあ……先、帰るよ?」
「う、うん…ごめん!」
莉緒には、先に帰ってもらった。
理由はもちろん、このあと風間と話すから。
HRが終わると、あたしと風間は時間差で昨日の倉庫に向かった。
あたしは、自分の気持ちを、確かめに行く。
この、モヤモヤした気持ちはなんなのか、あたしは、風間の力を借りて、ちゃんと、確かめに行く。
風間に言ったところで、なにもわからないかもしれない。
でも、それでも。
あたしはきっと、聞いてほしかったんだ。
誰かに、このよくわからない気持ちを。