ツンデレちゃん!!
「……ん」
「「…え?」」
…〝トントン〟
「………は?」
いきなり机を叩かれ、ぶつぶつ言っているうちに遠くに行っていたあたしの意識が引き戻される。
見ると、風間があたしをじ、と見ていた。
………え?
なんだいこれは。
「………教えてほしいなら、この人に聞けば?」
「「…え? 亮太くん?」」
「は?」
風間はめんどくさそうにそう言うと、あたしから視線を外して指差し、制服のポケットから携帯を取り出しいじりはじめた。
「…え、亮太くん?」
「亮太くん?」
「………」
あたしはぽかんと風間を見る。