ツンデレちゃん!!





なんて思っていると…



「るーちゃん行こ‼」


「ぅえあ」



また引っ張られたり押されたりで、無理矢理図書室に連れてこられた。




帰りたい……


帰らして……頼む。





「るーちゃんはここ‼」


「え」




あたしは、大きなテーブルの真ん中の椅子に座らされた。


そしてあたしを囲うように、周りに女子達が座った。





……これ、逃げれないじゃん!



う、やだ帰りたい…




「るーちゃん! あたしここわかんないの!」


「あたしはこの計算が…」


「あたしは今の授業ぜんっぜんわかんない‼」




なんていっぺんに口々に言い出す。



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