誠の華‐此処にいる幸せ‐

深まる絆


慶応三年3月ーー‐
時代が動こうとしていた。

伊東 甲子太郎が発展的な分離と言うことで隊をわると言い出した。

(ここで平助くんがついていくはず)

だが結果は思わぬ方に進んでいった。伊東氏が何者かによって暗殺。御陵衛士の件は無くなった。

(うそ…?)


慶応三年11月ー‐

大政奉還により政治の中心が朝廷に戻り新しい時代を迎えた。


その頃、沖田の病はひどくなっていた。だが、沖田は音愛の治療を断り続けた。

「もっと酷くなってからね。」

「でも…」



< 42 / 149 >

この作品をシェア

pagetop