妄想ガールの王子様
「ほら、呼んでみて?」

春田くん……航也くんはじっとわたしの目を見つめる。

その目に促されてわたしは初めて彼の名前を読んだ。

「航也……くん」

「……よくできました」

航也くんはふっと笑ってそっとわたしの髪にキスを落とした。

わたしの王子様は

ボサボサの黒髪で

黒縁メガネの背の高い人。

普段は穏やかだけどカメラを持つときは凄く真剣で鋭いまなざしをする人。

「おーい!お前らもこっち来いよー!」

日野くんが花火を両手に持って笑いながら言う。

わたし達はうなずき合って浜辺へ向かった。

空にはたくさんの星が輝いている。

その中でもひときわ明るい三つの星……。

夏の空を彩る三角形はいつまでも輝いていた。
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ファンタジー185ページ

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*************** ☆木々野 澪奈(きぎの みおな) 高校一年生の女の子 皆にはミーナと呼ばれている 普段は大人しいが吹っ切れると 大胆な行動に出る 栗色の長い髪と 愛嬌のある目をしている。 ☆如月 来琉(きさらぎ らいる) 黒髪にグレーががった青い目 高校に入学するまで 海外にいたらしい 学校に来てもほとんど 寝て過ごしている 謎の多い美形 ★アンバード ミーナの夢に出てきた背の高い男 赤い目に金色の髪が印象的 軽い口調が特徴 *************** ミーナの隣の席の男子 ライルはいつも寝てばかり そんな彼には大きな 秘密があって……! *************** 「血の……匂いがする……」 低い声がしたとかと思うと 隣で寝ていたライルが 急に顔を上げた。 「わっ!?」 ミーナは驚いて 思わず声を上げる。 ライルは隣に座っている ミーナの手首を掴むと 何も言わずに人差し指に 唇を寄せた。 ぺろり 何のためらいもなく 指先の血を舐められる。 *************** クールなライルと 普通の女の子ミーナのお話です。 完結にあたり、加筆・修正 しました! 100000pvありがとうございます! 読者登録して下さった方☆ ありがとうございます。 励みになります(*^_^*)

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