時代なんて関係ないッッ!!~新選組と人間不信の現代少女~
両親の企み(?)

翔空side

「ねぇっ、見てっ。中間テストの成績、また仲山さんが、トップよ!しかも、また全教科満点!」
「最近あった、剣道の大会も三年連続優勝でしょ?しかも、12~18才の男女混合の!」
「ほんっとに、天才極めてるよね~!」

私、仲山翔空(ナカヤマ トア)。中間テストの成績を暇つぶしがてら見に来たところ。

『成績トップ、剣道の大会三年連続優勝いわゆる、文武両道の天才、、ねぇ・・・。』

私は1人でそう呟く。正直な所、私はそんなに褒められる事をした覚えはない。ただ、人を信じなくなってからは、がむしゃらに自分の出来ることは何でもやってきた。ただ、それだけ。それを、褒められる意味がわからないし、褒める必要が何処にあるのかもまるで、わからない。なぜか、バカバカしくなり、私はその場を立ち去り帰路へとついた。
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