いじめる側と、いじめられる側と

第二章



その後、俺は再び寝むりについた。

しばらくして起きると、体育の授業は終わっていて、そこには北島の姿はなかった。


(戻るか…)



教室に入ると、前にいじめの相談した友達が話しかけてきた。

「捺さぁ、どうしたんだよ」

「何が」

「つきあい悪りぃじゃん」

コイツが言ってるのはきっといじめのことだろう。

「もう俺はしない」

言った途端、ソイツの表情が変わった。
< 17 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop