サンドリヨンは微笑まない
指切りしてもらって何ですが、今すぐ離したい。
「勉強…やだ…」
「まあ勉強詰めだったからな。それに、今日も久しぶりのオフだって聞いた」
「一体誰に?」
「岸田さん」
岸田さん…!
なんだかあたしのことは遼に筒抜けな感じがする。
それは、岸田さんを通して。
岸田さんを通して…?
さああ…と青ざめる。小指がカタカタと震えた。
あたし、この前岸田さんに何かを見破られた気がする。
「どうした?」
「岸田さんと会ったりするの? 他になんか言ってなかった?」
手をガッと掴む。