サンドリヨンは微笑まない
一応この学校に居るのは二年目なんですけどね。
そういう見る目っていうのが変わるのは、本当に気持ちが悪いと感じてしまう自分がいる。
これから先、あたしはそういうものをずっと嫌悪していかないといけないの?
「伊月さん、ありがとう」
「なんのことだか」
その薄い肩を竦める。ちょっと衝動でぶつけてみたら簡単によろめいてしまって、睨まれた。ごめんなさい。
これから先、だって。
この前、遼に向かってモデルを辞めるくらい本気だと言ったこの思考。
浅はかだよね、本当に。