わがまま姫♀
お母さんのお粥だ!
「やったぁ」
そう言いながら、上半身を勢いよく起こす。
あたしの大好物登場。
「……元気じゃねーか」
ボソッ呟いた流の声なんて聞こえないふりして、牧原からお粥を受けとる。
お腹減ってたし、丁度よかった。
「いただき……」
“ぴくっ”
あたしの耳が、怪しげな音をキャッチした。
部屋の隅っこでコソコソと話す、怪しげな2人の声だ。
[流さん、どうでしたか?]
[ダメだ。アイツ頑固だし、意地っ張りだしで、俺の言うことなんか聞かねーの]
[そうですか…]
[最終手段で行くから]
[…分かりました]
[この部屋立入禁止で]
[承知してます]
………。
コイツらグル?!
グルだったの!?
しかもさぁ、
──“この部屋立入禁止で”──
って、なにする気なの?!