わがまま姫♀
「お前、津戸家の息子だろ」
さすが流、気付いてたか。
津戸家とは、生け花界では知らない人はいない、全国的にも有名な一門。
「その通り。いつから気付いてました?」
「文化祭の日から」
つまり、初めて会った時から気付いてたの?!
「お前が花?」
「一応家は、3歳から教育されている」
3歳から花?!
「この花束も?」
「はい」
「……へぇ」
「姫央さんのイメージに合わせて、デザインしたものです」
「じゃ、ありがと。もう用事終わり?」
早く帰ってよね!
流の機嫌もよくないし。