わがまま姫♀
「あらら、もうケンカですか。仲が悪いにもほどがありますね」
「「……(怒)」」
ケンカするほど仲はいいのよ!
「何しに来たんだよ」
「何しにって…この状況で、姫央さんのお見舞いに来た以外ありますか。まったく、これだから頭の悪い獣は困る」
「……(怒)」
いつもの笑顔を向ける津戸。
流がいつキレるか、恐ろしくて見てらんないよ!
「そうだ。姫央さんに、お花をお持ちしたんです」
そう言うと、津戸の背後にいた人が花束を持ってきた。
「どうぞ」
「…あ、どうも」
膝の上に乗せられ花束からは、いい匂いがプウンと漂ってきた。
この花束…。
「津戸の家ってさ、もしかして…」
あたしが津戸の方を見ると、津戸は少し意外そうな顔をした。
「さすがは桃井財閥のお嬢様ですね。姫央さんが思った通りですよ」
やっぱり。