わがまま姫♀



とか言って、しょっちゅう泣かされてるけど。



「あんな息子だけど、よろしくね」

「あっ、はい!」



よろしくされちゃったよ!



「流と一緒にいて、幸せになれる保証はないけどね?(イヤになったらいつでも大歓迎よ)」



……ん。



また幻覚?



「流は幸せ者ね」

「あたしの方が幸せ者ですよ」



アハハ…。



あたしはなにを言っちゃってんだろうか。



普段は絶対、こんなこと言わないよ。



流の前でなんて、普段以上にひどいありさまだし。



「そっか。なら安心したわ」

「はい」



だけど嘘じゃない。



あたしなんかと婚約してくれる流。



もうそれだけで、あたしは十分に幸せ者だ。



「姫央ちゃん、着れた?」

「はい」



カーテンをスッと開けて個室からでる。



「きゃ~!姫央ちゃん可愛いっ!可愛すぎよっ!」

「え、あ、その…」

「もう、あたしの娘になってほしいわ!この可愛さは罪だわ、罪!」



つ、罪!?



滅相もない…(汗)



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