もう少しだけ、あなたのそばに
玄関前には、すでにお迎えの車が待っていて、それに乗り込むと車が走り出す。
私は、車の中で今日の食事の準備のことを考えていた。
ストックしている食材はあるから買い物は大丈夫だけど。
なんて、考えていると車が停車する。
「帰りはタクシーを使うから今日は、ここでいい。」
と秋が運転手さんに話しをしている。
秋に手を引かれて車を出ると、大きなホテルの前だった。
「あ、秋?」
「うん?今日は、食事をするって言っただろう?」
そう言えば、そんな事を言われたっけ?