もう少しだけ、あなたのそばに
なんとなく、時間を見ようと、携帯をのぞいて、背筋が凍る。
「・・・・・・・・・・・・」
その私の様子に気づいた梨乃が、
「どうした?花憐。」
「あ・・え~と・・・・」
私の握っている携帯には、不在着信25件 メール10件が写し出させている。
最初の電話が今から2時間前。
どうする・・・・・。
怖い・・・・・・・。
電話するのが、
帰るのが、
なんで?
なんで?
今日も午前様じゃないの?
今は、まだ、9時を少し過ぎたぐらい。
それでも、10時までには家に帰ろうと思ってた。
なのに、なのに、7時ぐらいから連絡が来ているということは、・・・・・・
頭を巡らすけど、あまりのパニックに頭が回らない。