不思議な姫
それが頭に浮かんでから
早く離れなきゃと思うばかりで忘れていた
千秋の話に相槌を打ちながら
逃げる口実を考えていた
そして考えついた
「 千秋ゴメン、職員室行かないと行けなかったんだ」
そう言って立ち上がり、足早にその場を去った
考えてからすぐに言ったから、怪しまれなかっただろうし
大丈夫よね
だから気付かなかったのだ
慌てすぎてたから
この事に後悔するのは、
もう少し後のこと
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