もう一度君にKISS





思い返せば父は私を置いて出ていったし、

母も仕事ばかりで私を構うこともない。





なんか.....




本当に一人ぼっちなんだね。






歩いていた足を止め、

その場にしゃがみこむ。



ポタポタと流れ落ちる涙が

乾いた土に染み込んで濃くなってゆく。










────カサカサ







.......っっ!?





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