HIVに捕らわれて
僕の許容量は超えていました。


頭を冷やす必要がありました。


冷静になって事実をひとつひとつ確認する必要が。


でも、駄目でした。


富岡は立ち上がった僕を下からずっと見上げていました。


富岡の視線が僕に刺さりました。


何かを言いたげでした。


僕は視線を外しました。

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