HIVに捕らわれて
僕は少しだけすっきりしました。


ちょっとだけ区切りがついた気がしました。


「さてと、そろそろ始めないと間に合わない」


と思いました。


僕は、アシスタントに電話をかけ、しばらく忙しくなる旨を告げました。


それから、一週間、不眠不休の作業が続きました。


富岡との約束を果たさないことには、何も始まらないのです。

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