俺のもんだろ Ⅲ



部屋に戻ると、悠雅が先に戻っていて



ベッドに横になっていた。




寝てるのかな....


そう思い、そっと顔をのぞき込むと、


案の定、悠雅は目を閉じて気持ちよさそうに




眠っていた。




....行きの電車でも、一人だけ寝てなかったし、



やっぱり疲れちゃったんだろうな。





そう思ったあたしは、悠雅を起こさないように



ベッドに腰をおろす。





普段は結構意地悪そうな顔が多い悠雅でも、



寝るときは、こんな穏やかな寝顔で


寝るんだな。




と思うと、少しおかしくなって、くすっと


笑う。






「....人の顔見て何笑ってんだよ」



その声に驚くと、悠雅はいつの間にか


目を開けて、こっちを不機嫌そうに見ていた。








「あ、ごめんね、起こしちゃった?」


そう聞くと、




「いや、平気」



と言って起き上がり、伸びをする悠雅。





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