俺のもんだろ Ⅲ
お店がはじまると、去年と変わらず
いや、それ以上に大繁盛していた。
私達四人とも、せわしなく動き回る。
悠雅と洸聖くんと玲奈ちゃんが恐ろしく
顔が整っているからか、お客さんの目は
ほとんど三人に向いているように見えた。
「ご注文お決まりですか?」
と、テーブルに注文を取りに行くと、
「うわ、可愛い」
と言う声があがった。
「....へ?」
急に聞こえたその言葉に、ちゃんとした
反応もできずに固まると、
「仕事いつ終わんの?」
と、ニコニコしながら聞かれる。
「えっ?」
ど....どう答えればいいんだろう....
こんな風に声をかけられるとどうしたら
いいかわからなくなってしまう。
「へーえ、ナンパしてんの?お兄さん方?」
そんな声が横から聞こえて驚く。
あれ....?この声、どこかで....
そう思いながら顔をそっちに向けると、
と....斗李くん!?