俺のもんだろ Ⅲ
「見たとこ大会の参加者っぽいけどさー」
と、ニコニコしながら私に話しかけてきた
男の人に話しかける。
「ナンパなんか、してる暇あんの?よっぽど自信あるんだねー?」
大会って....なんのことだろう....?
笑顔を全く崩さない斗李くんの言葉に
疑問が浮かぶ。
「....こいつ....一昨年の大会の優勝者じゃねぇか....?」
と、テーブルに座っていたもう一人の
男の人がいう。
「え....じゃあ、平野斗李!?」
「そーそ、よく知ってるね」
そう答えた斗李くんの顔が、満面の笑みから
少し挑むような表情に変わった。
「じゃあ、余裕なお兄さん方、俺に勝てるのか楽しみにしてるよ」
そういい捨てると、また満面の笑みに
なって、私の腕を掴んだ斗李くん。