俺のもんだろ Ⅲ
次の日の朝
「ん...」
あたしはうっすらと目を開けた。
すると、優しい笑顔の悠雅が目に飛び込んできた。
それも、すごく至近距離で。
「おはよ、美夜」
「う....うん、おはよ」
起きて早々に悠雅の笑顔を見ると、
少し呆気を取られてしまう。
「で、美夜?抱きついてくるなんてどうしたの?」
と、少し意地悪く言った悠雅の言葉で
はっとして自分の体制を見ると
思い切り腕を悠雅の背中に回していた。
「あ....いや、これは寝相の問題というか.... 」
とっさに言い訳をするけれど、
「へーえ、今日は随分積極的だな」
と、全く聞いていない発言をする悠雅。
「そんなんじゃないってば!」
と、真っ赤になりながら悠雅から離れた。
「はいはい、からかっただけだって」
そうにやにやしながらいう悠雅。
最初の優しい笑顔はどこ行ったのよ....