おかしな二人


「おっちゃーん、お猪口もう一個」

襖越しに叫ぶと、あいよー。とおじさんの声がして、すぐにお猪口が運び込まれる。

水上さんは、あたしのお猪口になみなみと日本酒を注いだ。

あわわっ。
零れちゃう、零れちゃう。

勿体無いとばかりに口をつけると、そんなあたしの姿を見てますます楽しそうな顔をしている。

このお方、お酒が入ると本当にご機嫌だわ。
ずっと、飲ませておきたいくらい。


< 65 / 546 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop