DL♥ロマンティックに抱きしめて。

そんな私の反応が面白かったのか、クスクス笑った先生は


『一人暮らしが長いのもあるけど、料理は嫌いじゃないからね。』


そう言って私のパンケーキの上にたっぷりのシロップとふわっふわの生クリームを乗せてくれたんだ。

あれだけ美味しいパンケーキを作れるんだもん。

きっと、料理は得意分野だろうな…。



--けれど…。



「あ、あの…しゅ…しゅんやさん…。」



まだ言い馴れない名前に、恥ずかしい程声が震えてしまう。


「ん?どうした?」


冷蔵庫の食材を確認してた先生が私の声で振り向く。
その表情に一瞬言うのを躊躇ってしまうけれど…



「…夕食、私に作らせてもらえませんか?」

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