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すると
「おはよう」
と声をかけられた。
電車に乗って声をかけられるなんて久しぶりだった。
とっさに
「おはようございます!」
と返して横を見るとクスクスと笑っている昨日の彼がいた。
少し上ずった声に恥ずかしくなり下を向いた。
サンドイッチにすればよかったかな…
コンビニの袋を隠すように持つと
「食パン?!」
と笑いながら聞かれた。
全然、隠せてなかった。
「もう、ほっといて下さい…」
周りの視線も、この気持ちもなんだか嫌になり小声で言うと閉じかけたドアを目指してホームへと降りた。