素敵彼氏の裏の顔【番外編】






あの後、気を失った隼人を、先輩たちが引きずって帰った。

斎藤先輩と淳ちゃんが、何回も何回もあたしに謝っていた。

そして、このスイートルームに隼人を投げ入れ、飲み直しに出て行ったのだ。





正直、潰れるとかやめてほしかった。

だけど、久しぶりに隼人もハメを外せたのかなと思った。






酔っ払っているとはいえ、その顔はやっぱり綺麗で見とれてしまう。

顔を近づけようとしたが、酒臭くて無理だった。

なので、仕方なくシャワーを浴び、ベッドに入る。

大きなソファーに横たわる隼人と一緒に寝れないけど、仕方がない。

そのまま疲れ切ったあたしは、夢の世界へと落ちていった。



< 179 / 386 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop