素敵彼氏の裏の顔【番外編】
あの後、気を失った隼人を、先輩たちが引きずって帰った。
斎藤先輩と淳ちゃんが、何回も何回もあたしに謝っていた。
そして、このスイートルームに隼人を投げ入れ、飲み直しに出て行ったのだ。
正直、潰れるとかやめてほしかった。
だけど、久しぶりに隼人もハメを外せたのかなと思った。
酔っ払っているとはいえ、その顔はやっぱり綺麗で見とれてしまう。
顔を近づけようとしたが、酒臭くて無理だった。
なので、仕方なくシャワーを浴び、ベッドに入る。
大きなソファーに横たわる隼人と一緒に寝れないけど、仕方がない。
そのまま疲れ切ったあたしは、夢の世界へと落ちていった。