素敵彼氏の裏の顔【番外編】
「美優……」
隼人は少し笑いを堪えた顔をあたしに近付けた。
ふわっと隼人の香りがして、再び胸がドキドキと鳴る。
あぁ、隼人の魔力は偉大だ。
完全に隼人に酔っているあたし。
だけど、彼本人はそんな気なんて全くなさそうで。
「覚えてるの?夜のこと」
核心に触れる。
ぐっと言葉に詰まるあたし。
あたしは、全く覚えていない。
だけど、この下腹部の違和感、シーツの血液、
きっと……