ラブ♡スリップ
もしかして…死んだ?
えっ、やだ!
そんな!
立ち上がると、自分の服にもびっくりする。
ふんわりとしたドレス。
手首にはお花のブレスレット。
「…白雪姫!」
後ろから駆け寄ってきたのは知らないおじさん。
白雪姫…?
さっき、読んでいた本だ。
「白雪姫…?」
わたしの目の前で跪くと心配そうに見てきた。
「えっ、わたし…?」
「そうですよ!
白雪姫、なにを仰ってるんですか!」
「そ、そんな…あたしは」