花火
口ごもってしまった私を急かすように、先生は口を開く。
「何?教えて。答えは何だと思った?」
真っ直ぐと私を見つめるその瞳に一度囚われてしまったら、もう逃げられない。
私が答えるまでは、きっと離してくれない。
言うしか、ない。
「だから──……っ、先生が私のことを想ってくれてる……私のことを好きなのかな、って……!」
私は顔を手で覆った。
絶対に自意識過剰だって思われてる。
恥ずかしさで顔から火を吹きそう……!
「でもっ……ついさっき、先生に彼女がいるってわかったので……、はい。……変な勘違いしてごめんなさい!」
私はペコリと頭を下げた。
……よし、暴露したし、このままサクッと帰ってしまおう。
それでもう、先生と関わるのは終わりだ──……。
私はベッドから降りようと、乱れてしまった服を整えて、足を床に下ろす。
立ち上がろうとした時、先生に腕を掴まれ、先生が私に詰めよってきた。
「!」
「……なぁ?泣いてた理由って、もしかして俺に彼女がいると思ったから?」
「う……っ」
先生の言葉が図星で、気まずくて、先生から顔を背けた。
さ、最悪……
これは絶対にバレてる……私の気持ちが。