【完】ヴァンパイアとチョコレート
「ふふっそんなに怯えて……。昨日はあんなに明るい顔をしているのにどうしたのかな~?」

アンバードは喉の奥で笑いながら言った。

「ど、どうして……」

アンバードが追ってくる気配はなかったはずだ。

それなのにいきなり彼は目の前に現れた。

「ミーナちゃん。君がくれたこのリボンがある限り、オレから逃げることはできないよ?」

アンバードの髪にはミーナの赤いリボンが揺れている。

(そんな……)

「だからキミを捕まえるのなんて簡単なんだよ?」

アンバードはくくっと笑ってミーナにこう言った。

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