【完】ヴァンパイアとチョコレート
「如月君ー?今日は日直だから少しは手伝ってね?」

HRが終わりクラスメイトが帰り支度をする中ミーナはライルを起こした。

「日直……?」

ライルはまだ机に突っ伏したままぼんやりと黒板を見る。

そこには

『本日の日直

木々野・如月』

と記されていた。

「……知らなかった」

「だよね……今日もほとんど寝てたもんね」

ミーナは窓を閉めたり教室にあるゴミを拾ったりと忙しい。


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